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無我の境地が創り出す現実

心理学

皆さんも一度はこんな経験がありませんか。

それは、

うまくやろうと思い過ぎているときにうまくいかなくて、どうにでもなれと開き直った時にうまくいく感覚

です。

言わば、開き直りの心であり、無我の境地であります。

仏教の経典にも説かれている言葉で、「私というものがある」と考えるのではなく、むしろ、私というものはないとするのが無我です。

例えば、

研究に没頭する学者
推敲している作家
ゲームに没頭している子ども

このような、一つのことに心を奪われるのは無心という状態で、無我とは意味合いが違います。我を忘れているという意味合いが強いと思います。

では、無我とはなんぞやと言うことになります。

私たちは、周りの人・もの・ことに対して、「わたし」を重ね合わせてみています。

例えば、わかりやすい言葉で言うなら、「所有権」でしょうか。

わたしの家
わたしのお金
わたしの職業
わたしの地位
わたしの配偶者
わたしの子ども
わたしの体

でも、この世は諸行無常。

永遠に続くことはありません。

ずっとわたしのものであってほしいのに、思い通りにならないことに苦しむわけです。

以前、ある女性のクライエント様が、ご主人の浮気癖で離婚まで考えていると心の悩みを打ち明けられ、しだいに「主人は私のもの」「他の女に寝取られてたまるか」という自分自身の所有物観に気づかれていきました。

この時にカウンセラーとして心に寄り添い続けた私は、この方がご主人をわが物のようにしようとしていることと潜在意識の中に存在するエスがリンクしている様子を見ていたように思います。

*エスとは・・・フロイトの無意識の理論で、理屈ではなく本能的な欲求のことを指す。

このように、普段気づかない心の奥底にあるものに気づき、それをあるがままに認め、しかもそれらを全面的に肯定していく・・・・。

このクライエント様。

その後、ご主人に対するご自身の言動を改めたところ、ご主人の帰宅時間が早くなり、一緒に夕食を食べる日が多くなったと喜んでいました。

これが、無我の境地が創り出す現実です。

何らかの執着心を手放したときに、人生が好転することが良くあるということです。


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