『周りを評価する』
私たちは、これを日常的に行っています。
評価と言っても、学校の成績のようなものではありません。
例えば、こんなことが日常的にあると思います。
もし、ご自身に当てはまる項目があったら、それを記憶しておいてください。
上の、「人・もの・こと」の表は、すべて下の言葉の公式に当てはまります。
それは、
です。
このように、
「人・もの・こと」に対して、私たちは何らかの感情が沸き上がる。
これを、
周りを評価している自分
と表現しています。
「私は何も思わないです。」という方は、皆無だと思います。
なぜなら、それが感情のはたらきだからです。
疑問の余地はありません。
以前の記事
にも、書いたと思いますが、
感情は潜在意識からの使者
です。
つまり、周りという媒体を通して、
あなたの潜在意識が感情という形になって現れてくる
ということなんです。
ひとつ、例えを挙げてみます。
小学校の理科の実験を思い出してください。
水上置換法という気体採取の実験です。
試験官に集められた気体にマッチの火を近づけると・・・・。
ポン
と甲高い音がします。
懐かしいですね。(笑)
過酸化水素水は二酸化マンガンと接触することで、水と酸素に分解されるからですね。
二酸化マンガンは、過酸化水素水と反応を起こした後に別の物質に変わるのことなく、元の性質を保ちます。
このように、自身の状態は変わらないけれど、他の物質の化学反応を助ける物質を触媒といいます。
私たちが乗っている自動車の排気管にも、触媒装置が組み込まれています。
一酸化炭素などの有害な排気ガスを、化学反応により二酸化炭素に変えて排出しています。
この触媒は、白金・パラジウム・ロジウムなどの貴金属系のもの。
消耗することなく、半永久性を保っています。
有害なものを無害にするという仕組みが興味深いですね。
この触媒にあたるのが、周りの「人・もの・こと」(つまりは媒体)です。
自身の状態は変わらないけど、他の反応を助ける。
心のはたらきで言えば、反応とは、周りによって感情が沸き上がること。
あなたの潜在意識が、周りに感応して、感情が沸き上がる。
感応と表現するのが最も適切ですね。
心のはたらきは、いわば、
化学反応のようなもの
なんです。
媒体(周り)は、変わることのないもの。
ただ存在しているだけ。
あなたの感応を生み出しているに過ぎない存在です。
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