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ピッチャーは気遣いが重要  ほしかわ洋子

心理学

前回、コミュニケーションは、キャッチボールに例えられること。

そして受け取り側の問題=キャッチャーの受け取り方次第ということを書きました。

今日は、キャッチボールのピッチャー(投げる側)のことを考えていこうと思います。

【受け取り手次第なら、投げる方は重要ではないのか?】って言えば、2つしかない役割の1つだから、私はやっぱり重要だと思います。

だって、投げ方によっては、スルー(無視)して受け取ってもらえないこともありますよね。

【えっ!なんでそう受け取るわけ?】ってびっくりするような受け取り方もあると思いますが・・。

受け取り方は、相手次第。

ピッチャーができるのは、キャッチャーが受け取りやすいように投げること。

じゃーどうすれば受け取りやすいのか?

 

相手はこちらのボールを受け取る準備が出来ているのか?

ピッチャーに背を向けて、他のことをしている

こちらを向いてはいるけど、まだグローブもしていない

こんな状態なら、投げても受け取ってもらえないですよね。

 

だから、【準備はいいかな?今から投げるよー】って声掛けをして相手に注意を促したほうがいいよね。

 

相手は誰?

子供?年寄り?男性?女性? 健康?不健康?運動神経良い?機嫌は?

 

相手の様子を見て、まずは優しいボールを投げてみよう。

何回か投げて、もっと弱いボールを投げるのか、或は、勢いのあるボールをなげるのか決めればいい。

もちろん、相手にどんな球を受け取りたいか聞いてみるのもいいだろう。

 

ボール自体を変える

硬球なのか?ソフトボールなのか?ビーチボールなのか?

 

相手によって、受け取りやすい大きさや硬さのボールに変えるのもいいと思う。

ビーチボールなら大きいし、柔らかいから子供やお年寄りには都合がいいかも・・・。

 

つまり、キャッチャーが受け取りやすいように、相手の状況や好みをなるだけ把握することがピッチャーには大切なのかもしれない。

 

心無いボール、心無い言葉では、相手は受け取ってくれないかもしれない。

ヘンテコな受け止め方でも、ボールを受け取ってくれたらまだよい。

後ろ手にして受け取り拒否=無視されたら悲しい。

どうせなら心を込めてボールを投げたい。

 

とはいえ、キャッチボールは、常に投げる方と受け取る方が入れ替わる。

だからキャッチャーにあぐらをかくことも出来ない。自分もピッチャーになって相手の状況を把握してボールを投げる必要があるから・・・。

 

受け取る方も、【今ボール投げていいよ】とか、サインを出すことで、ピッチャーがこの人にボールを投げたいと思わせることも出来るかもしれない。

結局どちらのポジションも自分勝手では続かないんだと思う。

お互いに、お互い様ってことで配慮したいなあ。

そしたらキャッチボールが長く続きそうだね。

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