2歳児くらいの子どもが、自分で歩行するようになり、キャーキャー言いながらお母さんから離れていく。
しかし、時折、お母さんの方をちらちら振り返っている。
それは、お母さんに見守られているかどうかを確かめている行為。
そこに、お母さんがいて、にこやかな表情で見守っていてくれたら、子どもは安心して、また歩行を始める。
そういった、ほんの小さな子供と母親の信頼関係が安心できる心の基盤となり、子どもは不安な心を持たずに大人に成長していきます。
しかし、振り返ったその時に、お母さんがいなかったとしたら、どうでしょう。
あれと最初は思って、もうしばらくして振り返ってもまだいない。
そのうちに不安になって、子どもはお母さんを探し始めます。
どこに行っても見つからないから、ほとんど泣き顔になっています。
最後に歩くのをやめ、大声で泣き叫びます。
お母さんは、30分ほど別の場所で井戸端会議をして、その場に戻ってきました。
その時に、お母さんは我が子を抱きしめて、ごめんごめんと言いましたが、なかなか泣き止みませんでした。
そういう経験を通して、例えば、子どもの心の中に、寂しさを我慢する禁止令のような心が形成されて、見捨てられ不安になったりします。
交流分析では、この禁止令を以下の5つに分類しています。
- 存在に関する禁止令
- 人間関係に関する禁止令
- 自己に関する禁止令
- 能力に関する禁止令
- 安全に関する禁止令
アダルトチルドレンとも深い関係があるといわれる愛着形成は、成人してからの人間関係に大きな影響を及ぼすといわれます。
これが、母親と子どもの人間関係が将来の人間関係のモデルとなるといわれるゆえんでもあります。
「マインドハピネス」カウンセラーの松田です。
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