昨日、カウンセラー連絡会において、あるカウンセラーから、会社で辛辣な言葉を浴びせられたというご経験が出されました。
こういう攻撃性のある言動によって、心が傷ついてきた人がたくさんいらっしゃることと思います。
正直、辛いですよね。
今回、記事のテーマとして頭に浮かんだのが、このときに私が話したことです。
この記事で、心の仕組みを理解していただければ、そんな攻撃も気にならなくなること請け合いです。
そもそも、人間関係において、人が相手を嫌う理由は決まっています。
それは、何だと思いますか。
単純にお答えしますと、
妬みと怖れ
です。
この2つの感情は、相反するものではなく、類似する点があります。
なぜなら、「喜び・悲しみ・不安・怒り」の感情カテゴリーでは、怒りに属するものだからです。
そう、妬みも怖れも怒りの感情の種。
人は、相手にはあるものが、自分にはないと感じた時にこんな感情になることがあります。
きれいな女性がいじめを受けることがあります。これも、まさに妬みによるもの。
会社の上司が、才能のある部下が自分に追い越されるのではないかと思った時に感じたりします。
犬がやたらと人を吠えるのも、怖れているから。
この2つをよく考えてみると、ある事実に気づきませんか。
そう。
妬まれたり怖れられたりする人には、何も問題がないということ。
すべて、自分の心の中で起こっている感情によって、攻撃しているだけ。
そして、決して本当の心を表現することなく、別の観点で攻撃してくるんです。
きれいな人には、仕事が遅いとかマナーが足りないとか。
仕事のできる部下には、小さなミスを突っついてみたりとか。
このことを理解すれば、あなたは真っ向から、こんな人の攻撃を受ける必要は全くないことがわかります。
受け流せばいいのです。
あなたがやる作業は、自分の感情を感じること。
感じきったら、辛辣な言葉を浴びせた相手の心の背景も見えるようになります。
ね、あなたには、全く人から嫌われる理由なんて無いんです。
相手の心で起こっている「妬みや怖れ」による言葉や行動ですから。