相手によって自分の存在が脅かされ、心を平静を保てなくなるのが「人間関係の悩み」の特徴です。これは、自分対他人の意識で周りを見ているから起こることです。
「離婚したいけど相手が認めてくれない。」
「上司からひどい叱責を受け会社を辞めようと思っている。」
これらは、例としてわかりやすいと思います。
しかし、自分の内に向けられたお悩みもあります。
「自分自身が嫌で仕方ない。」
「生きている価値を感じない。」
一見、他者の姿が見えませんが、かならず過去時制において、相手との関りの中で生み出されている何らかの認知があります。お悩みには、時制を問わず、必ず他者意識が存在しています。
これらの他者意識は、すべてあなたの無意識から作り出されていると考えてみましょう。
カウンセリングでは、他者に向けられた視点を自らの内に存在するエネルギーに方向転換させていきます。
自分対他人の意識が、自分対自分(顕在意識対無意識)に向かい始めるとき、あなたは自らの持つエネルギーに気づくでしょう。そこは、他者の存在が介入し得ない領域です。
カウンセラーは、ただ単にお話を傾聴するのではなく、あなたの無意識へのアプローチを絶えず探っています。そして、ご自分のエネルギーを振動させ、アクションにつなげていきます。
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