現在、恋愛中の方。
結婚生活を始めたばかりの方。
離婚調停中の方。
そして、離婚後でシングルの方。
現在、その過程にいらっしゃる方にも、ぜひとも心をチェックしていただきたい。
「恋愛~結婚~離婚」
この流れの中で「心がたどる道」には、一つの法則があります。
それは、
「妄想~現実~幻滅」
です。
人は、相手を好きになると、すべてがOKになります。
(*好きに理由はほぼ無いんですが…。男女の嗅覚的なものですから。)
これは、「あばたもエクボ」という言葉の通り。
そして、相手に好かれよう(嫌われないように)とあらゆる手段で、自分を演じます。
本来の自分を隠すことになるので、その結果、心の中に産み出すのは自己不一致の種。
結婚すると、徐々にお互いの本当の姿が出始めます。
「え、こんな人だったの・・・」
「こんなはずじゃなかったのに。」
恋愛時代には、見えなかったものに直面する。
まさに、ハートブレイク。
その対応は、2通り。
相手に不満をぶつけるか、それとも我慢をするか。
いずれにしても、破局への道へ向かうことになります。
破局は、相手が逃げ出すか自分から離れるかのどちらか。
離婚して、初めて本来の平静を取り戻すことになります。
「ようやく自己一致できた。」と落ち着くわけですね。
しかし、ここで、「妄想~現実~破局」の法則を知っておくのと、知らずに再び同じことを繰り返すのとでは、人生が大違い。
40代~50代の方の恋愛相談でも、これに気づかずに同じループで繰り返している人が圧倒的に多いように思います。
人生は、思うほど長くはありません。
知るべきは、早めに知ることが、賢い生き方。
さて、ここまで、お読みいただいた方は、この法則を作り出している元がなんとなく見えてきたと思います。
はい、それは
相手への期待感
ですね。
「期待」の反対語は、「失望」です。
ものごとは表裏一体。
コインの裏と表のようなもの。
期待をすれば、失望がある。
つまり、期待が失望を起こすもと。
相手にこうであってほしいと思っていれば、そうでなかったときにがっかりする。
すべては、自分の心の中で起こしていること。
相手は、あるがままに存在しているだけ。
恋愛に溺れやすい人は、一つエクササイズをしてみてください。
簡単です。
自分の相手への期待感をリストアップして、頭の中で✖をつけていきましょう。
やっているうちに、妄想が期待感を作り出していることに気づきます。
妄想が外れて、見えたものこそ・・・。
相手の本当の姿。そして、本当の心。
もう一つ、大切なことがあります。
その本当の心は、あなたが周りに条件を付けたり、評価をしたりせずに、あるがままに受け入れる中でこそ見えるものだということ。
成熟した愛情に結ばれた関係を目指すために、自分と言う色眼鏡を外し、周りを自然に受け入れることを心がけてみてください。
うまくいっている熟年夫婦は、お互いにこんな心の状態でいるはずですから。