かつてクライエント様に「のろま」という言葉に敏感に反応される方がいました。
心の中に、もやもやした感情が沸き上がるのだそうです。
そして、何とか急いでやり遂げなくてはいけないという焦りが沸き上がってくるのだそうです。
お話をじっくり伺う中で、子どものころに母親から、「まったくあんたはのろまなんだから・・・」と言われ続けていたということです。
この方にとっては、この言葉には、特別な感情がくっついていたのです。
もちろん、言葉だけではなく、自分が遅いことに極度の緊張感を持ち、焦る自分が嫌であるともお話してくださいました。
言葉には感情が宿り続けるという一つの例かと思います。
遅れることに対して、極度の緊張感が沸き上がってきて、パニックになってしまうことも、こうした感情が、思考や行動につながって起こることです。
こういったことも、カウンセリングを通して改善できます。
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