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あなたの夢から分析できる潜在意識の模様

心理学

このところわけがわからない夢を毎晩連続で見ている松田です。

思うんですが、夢って、本当に脈絡がありませんよね。

 

思い出しもしない人が登場したり

行ってもいない場所に自分がいたり

ありえないストーリー展開だったり

 

本当に無茶苦茶なんです。(笑)

 

さて、この夢の分析については、フロイトやユングらが夢分析という手法で、潜在意識を探る研究をしていますが、東洋大の松田教授は、夢は自分だけが見ることのできる『個人的なドキュメンタリー映画』と表現しています。

脳の中にはライブラリーがあって、その人の記憶を『家族』、『友達』、『小学校時代』、『高校時代』、『恋愛』などのジャンル別に整理しています。
そのジャンル分けされたライブラリーに貯蔵された記憶を引っ張り出したりまとめたりするんですが、その過程を脳の中で再生しているのが夢なんです。

東洋大学社会学部社会心理学科 松田英子教授談

夢は無意識に取り込まれた様々な経験を整理するために見る

経験と言っても、実際に体験していなくても、見聞きしたものに何らかのイメージを持ったり、思ったことや感じたことなどを印象付けて記憶にとどめているケースもありますので、潜在意識の中には、様々なものごとが断片的に取り込まれている状態だと考えられます。

彼女の研究において、夢のテーマを年代別に統計を取ったところ、

[su_box title=”高齢者” box_color=”#f7faa9″ title_color=”#555555″]旅行、仕事、トイレ、母[/su_box]

[su_box title=”大学生” box_color=”#f7faa9″ title_color=”#555555″]友達・友人、遊ぶ、サークル[/su_box]

[su_box title=”高校生” box_color=”#f7faa9″ title_color=”#555555″]友達、学校、クラス、部活動[/su_box]

各年代ごとに、生活に密接に関わる内容を見ているという結果になっています。

そのテーマの上で、様々な記憶が絡み合って、シナリオを作り上げる。

人の潜在意識のエネルギーを感じる、神秘的なはたらきと言えます。

 

さて、この「夢」について、自分の経験から、あることに気づきました。

夜中に、夢の途中で、パッと目が覚めたことが何度かあります。

はっきりと内容を憶えていて、そのストーリーを考えながらトイレに行って、再び続きを見ようと床に就きます。

で、続きを見ようとするんですけど、

あれ・・・・?

多くの場合、続きが見られません

一生懸命、続きを見ようと途切れた場面をイメージします。

うーーん、うーーん

うなろうが何しようが話が進みません。

起きた時に、有意識が働いているからですね。

これこそ、夢は無意識の世界で起こるという証拠でもあります。

 

朝起きた時には、何か印象的な夢を見たことはわかるんですが、

全く思い出せない

のです。

多分、別のストーリになっていたり、上書きされて全く別の話になっていたりするのだと思います。

起きた時に、レム睡眠状態から、抜けてしまうのかもしれません。

これが、多くの脳科学者が言っているように、人は一晩に3つも4つも夢を見るということかなあと感じます。

まあ、連続ドラマを見て、最終回を見逃すようなもので、大変後味が悪いのです。

続きを見たくなるということは、おそらくいい夢であることに間違いはないんですが・・・。

 

夢が、『個人的なドキュメンタリー映画』なら、そのシナリオを構成するのは、

記憶にあるものごと

であることは間違いありません。

 

当然

いい夢を見たい

と誰もが思うはずです。

それには、自分が、過去にどのようなものごとをどのような感情として取り込んできたかが大きく関わってくるということです。

 

もし、あなたが、生まれてからこんな環境で育ったとしたら、どんな夢を見ると思いますか。

両親から毎日キスをされ、愛情をいっぱいに受けて育つ
周りの人はいつも笑顔であなたに微笑みます
何の心配をすることない満たされた生活
大きな庭と屋敷のような家の安全で快適な環境

こんな環境では、自分の怖れ、不安、悲しみを感じることが非常に少ないと思われますので、「追いかけられる、逃げる、恐怖におびえる、不安に感じる、落ちる、飛び降りる」のような悪夢を見ることは稀だと思うのです。

 

でも、私たちは、学校や社会の中で、良いも悪いもひっくるめて、様々な思いを抱きながら成長していきます。

通常は、いい夢だけを選ぶことはできません。

 

まあ、(これは推測ですが)、メンタルの傾向性が夢の内容に関わっているのではないかと思っています。

性格が明るいか暗いか
プラス志向かマイナス思考か
ポジティブかネガティブか

単純なことですが、いい夢を見るためには欠かせない要素だと思っています。

 

そんなことから、私が心がけている習慣。

夜寝る前に、腹の上で手を組み、目をつむり、過去の楽しかったことやうれしかったことなどのシーンを、できるだけ具体的にイメージしながら眠ります。

そうすると、悲惨な悪夢に出会うことはないように思います。

 

さあ、今日はどんなライブラリーから、映画を見ましょうか。

監督はあなた。

素敵な夢を見てください。

エビデンスの乏しい話題でしたが、何かのお役に立てたら幸いです。


最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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今日もあなたに喜びの一日が訪れますように。

 

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