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五感をフル活用する認知行動療法の絶大な効果

カウンセリング

私は、認知行動療法に基づいたカウンセリングを行います。

でも、認知行動療法って、一般的にはわかりづらいですよね。

そこで、日常生活の中でもできる簡単な認知行動療法をご紹介します。

 

認知が変われば、行動が変わる。

人は、周りのモノを捉える固有の認知システムを持っています。

 

太陽は、

喜びに満たされている人には希望に満ちた朝日と映り、

憂鬱な気持ちの人には単なるまぶしい光としか映りません。

 

このことは、我われに、あることを示唆しています。

 

それは、

心の状態が認知のシステムに影響しているということ。

 

例えば、

不安の感情に支配されている人は、周りのものごとすべてにその心を投影させて、感情どおりの認知をし続けます。
悲しみの感情に支配されている人は、すべての出来事に悲しみを感じたりします。
怒りの感情の支配されている人は、周りの人や社会のすべてに対して不満や愚痴を表現することが多いはずです。

 

つまり、私たちは、

自分の心が映し出している世界を見ている。

ということです。

 

周りの存在は心を映し出す媒体に過ぎない。

 

つまり、

周りにいる人
出会うもの
起こる出来事

 

これらのモノは意味を持たない。

意味づけしているのは、すべて自分。

 

だから、

どんなに嫌いな人がいても、

どんなに許し難い人が目の前に現れても、

どんな出来事が起ころうとも、

たとえ大災害が起ころうとも、

それをどう受け止めるかによって、見る映像は人それぞれ違ってくるというわけです。

 

これをポジティブに見れば、

どんな未来が待ち受けていようとも、

認知の在り方一つで幸せにもなれるし、不幸にもなれる。

ということ。

 

未来に起こること
未来に出会う人
未来に置かれる環境

などは誰にもわかりません。

それを決めるのは、あなたの現在の感情と認知の在り方。

 

この認知を活性化させ、良い感情をもたらしてくれる認知行動療法があります。

自分一人で生活の中で実践できる方法。

 

それが

五感のフル活用

です。

生態学的な観点で見れば、我々の認知は五つの感覚によってなされます。

視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚

これらが働いていることで、私たちは良い感情を保つことができるのです。

反対に言えば、悩んでいる人の多くが、これらが欠乏していると言えます。

 

食べることも忘れるほど、残業続きな人。

人を愛し愛される機会を逸している人。

現代は、五感の働きを奪われやすい社会です。

ならば、積極的に五感に働きかけるアクションを起こしましょう。

 

視覚・・・きれいな風景を見る

聴覚・・・美しい音色を聴く

嗅覚・・・好きな香りをかぐ

味覚・・・デリシャスな料理を食す

触覚・・・心地よい感覚

うつ傾向の方にもおすすめです。

面倒だと思ったり、時間がないからお金がないからと言いわけしたりするのには、現状を維持しようとする自己防衛の心が働いていますよ。

 

だから、まずは行動から。

一回で感情が沸き上がり方が弱い方は、複数回実践してみてください。

この積み重ねで良い感情が必ず沸き上がってきます。

ただし、余計なことを考えずに、その心地よさに浸り切ること。

美味しい料理を食べるときには、一口一口ゆっくりと味わいながら食べることです。

触覚の活性化には、異性とのハグも有効です。好きな人にハグされたあとに湧き上がる感情を多くの人が経験しているでしょうから。

温泉宿に泊まり、一晩過ごすことは、究極の五感のフルコース。美味しい料理を食べ、天然の自然に触れ、新緑の香りをかぎ、川のせせらぎを聞き、肌触りの良い湯につかる。お勧めですね。

 

ぜひ、あなたの五感をフル回転させてみましょう。

そして、その後に湧き上がる感情もたっぷりと味わうことです。

 

ほら、あなたの行動と認知(思考)がつながって、良い感情が芽生えてきました。


最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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今日もあなたに喜びの一日が訪れますように。

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