先日、ご主人との関係で悩んでいらっしゃるクライエント様とメッセージのやり取りをしました。
あることがきっかけで、
ご主人がどなって出て行ってしまった。
そうで、その後に、ご主人に対する恨みつらみの文章が並びます。
当然、自分は大変な状況の中で、これだけのことをしているという主張が伝わってきます。
「自分は正義、相手は悪」
人間関係は鏡映し、あなたの心の中の思いが目の前の現実を作り上げます。
私は、いつも、
「あなたの心の世界ではそのように映って見えるんですね。」
と思って聞いていますので、関心を持ちつつ、フラットな気持ちでこの方の感情を肯定しながら対応をしていきます。
「ペットがいなければ、もうとっくに家を出ている。」
とおっしゃったとき、私は一言切り返しました。
「本当にそうでしょうか。」
「え・・・・」
「ペットがいなくても、きっととどまっていると思いますよ。」
答えは簡単です。
なぜなら、ご主人への怒りや憎しみは、愛の歪んだ形。
憎しみは愛の反対言葉ではありません。
愛すればこそ、憎いのです。
つまり、「憎しみ」が残っているうちは、愛の炎は絶えていないということ。
愛が無いのは、相手を、関心もない・どうでもいいと感じる「路傍の石」になることです。
そんなことから、愛するの対義語は無関心と言われるわけです。
もう一つ核心に迫ることをお聞きしてみました。
「ご主人と一緒に寝ていらっしゃいますか。」
「はい、お互いに頭と足が反対ですけど。」
私は、ほぼ確信しました。
憎しみのエネルギーは、愛への欲求であること。
この方の愛への欲求を引き出す質問をいくつかしてみました。
すると、
「はい、誰かに愛されたいと思っています。」
との言葉をきっぱりと話されたのです。
そこで、
「男は、愛嬌のある女性を好みます。今やるべきことは、愛を受ける女性になることです。もしも、あなたが男性なら、女は自分の存在に価値を与えてくれる男に惹かれます。頼りがいのある、愛をたっぷり与えてあげられる男性になることですと伝えますよ。」
と申し上げました。
「男は愛を与える、女はその愛を受け取る」
これが、生物学的にも理にかなった形です。
愛嬌とは、
などを意味します。
「他の人にはできても、夫には無理です。」
「太陽は、どの人にも無条件に光を与えます。あなたも、自分が輝くのに条件を付けないことですね。」
どんな言いわけも全く必要ありません。
ご一緒にベッドを共にしているということは、紛れもなく、お互いが離れない状態を保っているということ。
お互いがそれだけ身近にいられるということは、改善できる余地が十分にあります。
その見取りが、こんなコーチングの流れを作りました。
夫婦関係の改善には、
心の内を見つめ、本当の思いに気づくこと
しかありません。
その思いの実現を妨げる心のブロック。
こういったものに執着する心を緩めれば、心から願うものを必ず手にすることができます。
要は、解決の糸口は、相手ではなく、自分自身の内にあるということです。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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今日もあなたに喜びの一日が訪れますように。
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