ウクライナ情勢や半導体不足の影響で、私の仕事先にも、ウクライナ原料の部品の使用有無の調査依頼がしばしば出てきました。
(BCPは、災害や事故など緊急事遭遇時に、早期復旧をするための企業の事業継続計画のこと)
昔、調達部門にいた際、台湾中部で大震災があって、取引業者に地震お見舞いを兼ねてBCP調査を行っていたことを思い出しました。
【地震たいへんでしたね。貴社の皆様は、大丈夫でしたか?影響なかったですか?
社屋や設備は無事ですか?生産できますか?復旧見込みは?・・・・・】
アラサーの時の私には、相手の無事を確認したらすぐに、自分の会社の部品の継続購入できるかを確認するというのは、自社製品の生産を優先するとても利己的な感じがして、後ろめたい気分がしたのを覚えてます。
今、アラフィフとなったのほしかわは、相手先がBCP確認を入れることは、むしろエール(応援)ではないかと考えるようになりました。
他の会社の製品ではなくて、あなたの会社の製品が欲しいから注文したい。はやく元通りになるよう頑張って ということ。
支援する側にも、自分の生活がある。どんなに災難に遭った方に同情しても継続的に支援し続けることは困難だろう。
でも、注文という形なら、継続的に注文しその会社・その人に経済活動として収入が入る。
支援される側も、製品売買の収入は、当然の対価だから、心苦しさもない。むしろ製品を買ってくれたお客様に喜んでもらえたという嬉しさが残るかもしれない。
<発生当初>
支援する側:
・ニュースなど情報量多い
・人々の関心大
・募金・ボランティアなど多数
支援される側:
・ニュースなど情報量多い
・人々の関心大
・募金・ボランティアなど多数
<一定の時間経過の後>
支援する側:
・ニュースなど情報量が減少し、人々の関心も薄らぐ
・募金・ボランティアなどの機会も減少
支援される側:
・普通の暮らしがしたい
・被災者支援金や募金でなく通常の経済活動で生活したい
※ニュースや報道番組の被災者へのインタビューから(ほしかわマトメ)
ウクライナへの関心が薄れつつある今日この頃、継続的にエールをおくるにはどうしたらいいかなあ・・・。
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