カウンセリングマインドハピネスでは、カウンセリング開始前に「インフォームドコンセント」を行っています。
クライエント様が、カウンセリングを通してどのようなことを実現したいのかを共有するためです。
例えば、
「わたしは途中であきらめてしまう癖があるので、それを変えたい。」
とおっしゃったとします。
だとしたら、目指すことは、
「何でもあきらめないでやり通すマインドを身に付けましょう。」
と思うかもしれませんが、実はカウンセリングのゴールはそこにはないのです。
まず、
「途中であきらめてしまう」
のあきらめるに着目して、質問します。
CO あきらめるというのは、具体的にはどうすることですか?
CL 投げ出してしまうような感じ
CO 放り投げるとか、一切手を付けないとか、そんな感じですかね。
CL はい、とても無責任だと思うことがあります。
「そういう行動を選択する自分をどのように感じていますか。」
と次の質問をしないで、クライエントからそれが出てくるときは、話が目的に向かっているときに起こることです。
CO 無責任な自分と感じるのですね。それは、つまり責任を果たすことがとても大事なことだと思っているということ・・・。
CL はい、そうかもしれません。
それができない自分が情けないと評価を下している姿が浮かび上がってきます。
つまり、自己肯定感が低い要因はそこにある。
お悩みの主訴をかみ砕いていくと、そんな背景が見えてくるのです。
では、どうなりたいと思っているのか。
ここが大事。
私はいつもクライエントさんの潜在意識を見据えてお話をします。
今話していることの背景にあるものを見つめるんです。
すると、潜在意識からのメッセージが聴き取れます。
「
そういうインナーボイスが聞こえてくるのです。
ですので、主訴は、あきらめる自分を変えたいであっても、クライエントが本当に願っていることは、そこではないと見当がつくわけです。
本当の自分がいるところ・・・、それが心の在りどころ
「では、カウンセリングで本当の自分に会いに行きましょう。」
そう優しく語り掛けて、カウンセリングをスタートさせていきます。
過去の経験によって作られた思い込みにあることを、カウンセラーがセッション開始前につかんでおくことがいかに大切かがお分かりいただけると思います。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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