have+過去分詞形
現在完了形という時制を中学校で学んだと思います。
完了、結果、経験、継続
過去の一時点ではなく、
あることが完了したことを示す事象
過去からずっと継続している事象
現在において得られた結果についての事象
これは、現在の状態が過去の自分とつながっているという心の法則と全く同じものだということに気づきます。
例えば、現在の感情は、点で存在するのではなく、過去に抱いた感情が連続的に線でつながった延長上にあると思ってください。
今、不安な感情をお持ちなら、過去に同様の不安を何度も抱いた経験があるはずです。
その感情を引き起こしたきっかけは違っても、心の中に抱えている根っこの部分は同じなんです。
過去は現在につながっている、現在の感情は未来へつながっていく。
心の学びと時制は、深くつながっています。
ちなみに、なぜ、haveという動詞を用いるのかと疑問を持たれた方がいらっしゃると思います。
そんな方は、「have=持つ」と強くイメージしていませんか。
ところがhaveを実際の会話で用いてみると、これが「持つ」ではなくて、「取り込む」というものに近いことがわかってきます。
I have a good idea.(私は良い考えを取り込んでいます。)
I’m having breakfast now.(今朝食を取り込んでいます。)
We’ve already had dinner.(我々はもう夕食を取り込んでしまいました。 )
I’m having breakfast now.(今朝食を取り込んでいます。)
We’ve already had dinner.(我々はもう夕食を取り込んでしまいました。 )
つまりは、現在完了形の考えは、取り込む、引き寄せているというものに近いと言えます。
原因→結果という、因果関係と関係が深いものなのです。
今、目の前に起こっている結果が、すでに自らの心の在り方が完了した一つの形だと意識してみましょう。
そしたら、「あなたの引き寄せ」はすでに完了形とも言えるんです。
カウンセリングは、このように捉え直しをすることからスタートしていきます。
そして、これからの望ましい引き寄せを構築していく作業でもあります。