良いカウンセラーの条件に、傾聴ができるということがあります。
傾聴は、まさしくカウンセリングの王道であり、これができない人はカウンセラーには向きません。
同意、肯定、共感、共有、価値化、勇気づけ等々を言葉で表現できる語彙力を持ち、会話の中でタイミングよく使っていける技術が必要です。
しかし、どんなにクライエント様の話しを、受け止めて傾聴をしていても、解決に導けないカウンセリングで終わることもあります。
私は、この傾聴という言葉に騙されてはいけないと常々思っています。
カウンセリング講座で、
5分間、相手の話をじっと聞いていなさい。
決して自分から話してはいけません。
と教わった人も多いことでしょう。
そういった演習を何時間もやってきているかもしれません。
傾聴➡耳を傾けて熱心にきくこと
皆さんが考えている聞く対象は、おそらく耳に入ってくる音声言語だと思います。
でも、私が必要だと考えるのが
内声の言語化
です。
これを理解するためには、一旦あなたの傾聴という概念を心の外に置く必要があります。
実は、真の傾聴とは、言葉を超越しているんです。
つまり、それは、
内なる声(インナーヴォイス)
を聴くこと。
それは、耳から入ってくるものではありません。
心でしか感じ得ないものなんです。
ここが理解できていなくて、耳から入る情報に振り回されているカウンセラーがいかに多いことか。
とにかく、心の声を聴くこと
声にならない声こそが本当の声なんです。
本当に望んでいることは何か。
心からわかってほしいことは何か。
言葉にできない苦しさは何か。
これらをクライエント様に気づかせることができる人こそ、真のカウンセラーと言えるのです。
傾聴力のあるカウンセラーは、このインナーヴォイスが聴けます。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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