あなたの夢に出てきた登場人物を思い出してください。
それは、きっと、あなたとこれまでに縁のあった人。
昔の友達
別れた恋人
今は亡き両親
夢の中で、何か話していたり、何らかのアクションをしていたと思います。
でも、その人物たちが実際にそのような言動をするかと言ったら、答えはノー。
そう。すべて、あなたの何らかの思いが作り上げた幻想。
そう言ってほしかったという願いだったり。
そうなりたかったという後悔であったり。
潜在意識に残されているあなたの思い。
そんな思いがあなたの夢の中にその人々を登場させ、自ら脚本を作り上げているのが夢なんです。
実は、人間関係もほとんどがこれと同様です。
恋愛を例に例えてみましょう。
若者同士が出会い、お互いに惹かれ合います。
男は、かわいいからきっと性格もいいに違いないと信じます。
女は、優しいからきっと私を大事にしてくれるに違いないと信じます。
付き合い始めて、その通りの相手であることに喜びを感じます。
お互いに、嫌われたくない一心で、本当の自分を出すことなく相手の望むイメージに沿うように努めているからです。
こうして、妄想を抱いたまま、結婚生活が始まりました。
でも、結婚生活1年で、二人は初めて認識するのです。
男は、女が片付けもできないだらしない性格だと。
女は、男が優しいだけで優柔不断な性格だと。
実は、この結婚後の捉えも期待の裏側にある失望が作り出している妄想と言えるんですが、自分の目に映し出されるものは心と言う映写機が映し出している投影物です。
だから、私は、人の話をあなたにはそのように映っているのですねと思ってお聞きするのです。
相手を理解しようとどんなにがんばっても、自分の心と言うフィルターを通っている限り、相手の本当の姿なんてわかりようがない。
人間は、自分の思いで相手像を作り上げているんです。
まずは、人間同士は所詮分かり得ないものだという境地に達してみてください。
では、人は永遠に分かり得ないのかというとそういうわけでもありません。
もしも、あなたが自分の心というフィルターを通さずに相手の心を無条件に受け入れることができたなら、あなたの心と相手の心は一体化できるのです。
それが共感。
共感が生まれた時に、相手の本当の姿が見えると信じてみましょう。
人間関係も恋愛も、そこからがスタートだと思います。
もちろん、現在離婚調停中のご夫婦でも、うまくいかない恋愛関係でも、会社内の人間関係でも、今すぐにマインドチェンジさえできれば、共感の世界を創り出すことが可能です。
相手に共感するマインドこそが、人間関係が円滑にすすむ唯一の方法。
そして、もう一つ。
自分の心に対しては、とことん忠実になること。
プライドや虚栄心、嘘や偽り事・・・。
そんなものを取り除いて、素直な心をキープする。
自分の心と向き合っていると、いつもそんなことを感じます。
自分のことがよくわからない人ほど、どこかで本当の自分を隠しています。
あなたの見栄、意地、抑圧されているものは何ですか。
それを守り通す必要がありますか。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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