悩むことは、人にしかできないことです。
悩んでいる鳩。
困っている猫。
立ちどまる犬。
見たことがありません。
それゆえ、悩むことは、人が人であることの証明でもあります。
何も怖れることはありません。
ただ、たいていの方は、悩んだときにこのように考えます。
例えば、いじめの場合。
あなたは学校時代にいじめを受けて不幸に育ったと思っています。
誰も助けてくれなかったと周りを恨んで生きてきました。
そして、自らの不幸を心に抱えて生きてきました。
その心から発するものを、周りはキャッチします。
周りはそれを受け取り、あなたに同情を返します。
あなたは、それで満足します。
なぜなら、自分が被害者でいることで、その同情を集め続けられるからです。
でも、そのままでは、あなたはその世界からは、決して抜け出ることはできないことが、お分かりいただけますか。
なぜなら、すべてあなたが作り出していることだからです。
本当に悩みから抜け出したいと思ったら、変えられるものを変えていく勇気が必要です。
まず、事実と記憶の分別から始めましょう。
あなたが、過去にいじめを受けたという事実が、あなたの記憶になって、今もとどまり続けていますが、クラス全員からいじめを受けたと思っている人が、実はあなたを嫌っていたのはその中のほんの数人であって、周りはただ同調していることがほとんどです。その中にも、あなたの見方になってくれていた人がいたはずですが、あなたはそれに気づけなかったのかもしれません。
そして、恨むという選択肢を選んだあなたはそれをずっと、心に秘めて生きてきたのではありませんか。
事実はあなたの捉えた認知によるものであり、記憶はあなたの思考ぐせにより作り上げられたものです。
今からでも遅くありません。
そのたった数人のために、栄えある人生を無駄にしないでくださいね。
あなたを理解できる人は、その数人の何億倍という人の数だけ、この世にたくさん存在していますから。
あなた自身の心はあなたが作れます。
そして、行動の選択肢は無数にあります。(ここ大事です。)
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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今日もあなたに喜びの一日が訪れますように。