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メガネを通して見ている世界

心理学

ひとつの出来事があっても、その捉え方は千差万別。

例えば、朝の列車が、定刻になっても来なかったときのケース。

A「会議の開始時刻に間に合わなくなるとイライラする会社員。」
B「学校への遅刻を電車の遅延にできるから仕方がないとあきらめる学生。」
C「読書に夢中でそんなことはそよ吹く風の老人。」
D「大声をあげて駅員を怒鳴り散らす中年の男性。」
E「何か理由があって遅れているに違いないとその背景を読み取ろうとする女性。」
F「飛び込み自殺でもあったのではと不安に思う女子高生。」
G「自分にはたっぷりと時間があるからと余裕を見せる退職したばかりの男性。
つまり、我々は常に自分の心というフィルターを通してものごとを見ているということです。
フィルターとは、サングラスのようなもの。
黄色のグラスなら黄色く染まって見え、緑のグラスでは緑がかって見えます。
ここで、問題なのは、私たちはこのグラスを通していることに気づいていないことなんです。
眼鏡をかけていて、その眼鏡をかけていることにさえ気づけていない・・・。
さて、あなたは、どんな眼鏡で周りを見ているのでしょうか。

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