クライエント様の中に、ときどき頑なに自分自身を守り通そうとする方がいます。
でも、・・・。
やっぱり、・・・。
どうせ、・・・。
対話していると、こんな言葉が繰り返されていきます。
そんな時には、心理カウンセラーはどうすると思いますか。
もしも、あなたが、
「そんなことばっかり言っているから、何も変わらないんですよ。」
と言ったら、それは相談の領域での単なる厳しい助言。
ある意味、その通りなのですが、これは、勉強しない子供に勉強しなさいと言うのと同じレベル。
これが、人を動かす法則であり、Bの部分が、とても重要になります。
おそらく、わたしならこう切り返します。
悩みの解決のためには、本人の思考や行動の原因となっているところに気づいていただく必要があります。
思考や行動には、本人だけが持っている理由があるからです。
だから、共感しながら、相手の心の内側に切り込んでいく必要があります。
ここで、出てくる言葉がけこそが、カウンセラーとしてのセンスの見せどころ。
相手に
というメッセージを含めつつ、心の内側に視点を向けさせるのです。
これができるようになるコツは、2つあります。
それは、
なんです。
①は、自らの心のフィルターを通して、お話を聴かないことを意味します。②を意識しつつ聴いていると、そこにつながるパイプのようなトンネルのようなものが、ぱっと見えるときがあります。それを、決して逃さないことです。
実際に、変わろうとしないクライエントを見て、怒り出すカウンセラーがいます。
それみたことか、あなたが悪いと鬼を成敗したような気になるカウンセラーも知っています。
でも、あなたの価値観を押し付けたところで、クライエントの心が再生することはありません。
まずは、じっくりと心の声に耳を傾けるのです。
もしも、変わりたくても変われないクライエント様なら、その変われない心を無条件に受容してみましょう。
そしたら、自然とラポールが出来上がっていきますから。
その後でなら、アドバイスやコーチングは、スーッと心にしみ込んでいきます。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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