日本のみならず、世界をまたにかけて行われているこの研修会。
2020年にはZoomを使いこなして、より充実した内容で行おうと思っています。
また、後日ご紹介させていただきますが、最近、新しく入られた水樹カウンセラーを加えて、今回は5名の参加者で行いました。
この写真のカウンセラーたちの笑顔をご覧ください。
でも、なぜか後ろでおじさんたちが手を振っています。
我々の歓喜に引き寄せられて、撮影の中に一緒に入り込んできたのです。
つまり、私たちの生命が引き寄せているということ。
そう、心の在り方が同じ人を周りに集めていくんです。
喜びあふれる人の周りには、幸せ気分の人が・・・。
明るい人の周りには、根明な性格の人が・・・。
不安な人の周りには、恐れおののいて暮らしている人が・・・。
落ち込んでいる人の周りには、暗い性格で陰鬱な人が・・・。
そんなわけで、カウンセリングマインドハピネスのカウンセラーは、いつも元気で幸せいっぱいです。(笑)
学習会では、カウンセリングマインドハピネスのカウンセリングマインドをもう一度おさらいする内容をお話させていただきました。
セルフケアのできるカウンセラーであること
幸せを感じていない、不安や怖れを持っている人に、誰が自分の人生を打ち明けようと思うでしょうか。
そう、カウンセラーは、人の一生にかかわる重要な時間を共有しているのです。
だからこそ、
カウンセラーは、いつも幸せな自分でいることが必要ですね。
不幸感で満たされている方に、カウンセラーは不向きです。
また、自己投資をして、常に自分を喜ばせてあげることです。
心構え
私の場合は、この2つだけ。
無条件の受容とは、いかなる条件をつけることなく受容するということ。
カウンセラーの人の好き嫌いがないこと。
年齢、性別、職業、貧富で差別感が一切ないこと。
自分の思い込みのフィルターを通さないこと。
自分の評価を一切廃するということです。
エネルギーを信じることは、必ずクライエントは再生できるという信念にもつながるものです。
万能感を持つこととはちょっと違いますが、自信がなくてはカウンセリングはできません。
自信のないカウンセラーに相談したクライエント様は、より惨めな気持ちになります。
相談とカウンセリングの違いを意識
下は「性格を変えたい。」というクライエントの電話相談の動画です。
はじめに対応した人の
「そういう考え方を変えていかないとどうにもならない。」
という言葉や、
おまけに、この後に出てきた弁護士さん
「お母さまが先回りして、蝶よ花よと育ててきたんじゃないですか。」
これは、不確定な予想であり、カウンセラーが口に出すのは禁句なんです。
また、
「女兄弟は意地悪をしあって生きていくものだ。」
はこの方だけの価値観です。
総じて、弁護士という立場にいて、上から目線でクライエントを見降ろしている状況が聞いて取れます。
そして、最後に
「人生まだまだ長いですから、どう考えて楽しく過ごすかは自分で考えて前に進むしかないですから。」
と言ってまとめているようですが、一方的に指図しまくっていて、自分で考えろというのは、まったく矛盾しています。
タイトルにあるように、弁護士が強者という立場で弱者であるクライエントの鼻をへし折るという目的の見世物にすぎません。
カウンセラーとして、この類の動画を目にするたびに本当に心がもやもやします。
端的に違いは
インフォームドコンセントの意義
インフォームドコンセントは、カウンセリングの方向性を示す重要な事前確認です。
1 カウンセリングに望むことを共有する
2 カウンセリングで可能なことを伝える
手順は、
まず、クライエントに話させ、次にカウンセラーが話すという順序です。
カウンセラーは話すところで、カウンセラーの心構えを自分の言葉で伝えます。
内包するメッセージがある
実は、インフォームドコンセントにはカウンセリングに重要なメッセージが含まれています。
クライエントは、周りのことをあれこれと話します。
不満であったり、愚痴や文句であったり、怒りであったり・・・。
自分の心に目が向いているようでもピンボケしていたりしています。
ですから、焦点を心の在りどころに合わせて見つめていくようにするんです。
「自分は本当はどうしたいのか、どうなりたいのか。」
感情を良いも悪いもなく受け入れるというメッセージには、まずは現在の感情を直に感じて受け入れることを意味します。
そして、あなたに内在しているエネルギーを信じることは、それを妨げるクライエントの心のブロックの存在を示唆しています。
無条件の受容はカウンセリング内で具体化してこそ意味がある
基本となるベースマインドは、
「あなたに最大の関心を持っていますよ。」
「私はあなたの味方ですよ。」
というメッセージを伝えることです。
そして、カウンセリングの中で
話の切れ間に温かい相槌を返し続ける。
最初の20分はオウム返しが有効。
感情をくみ取ることに徹する。
クライエントの本当の心の在りどころをつかむ。
心のブロックを特定する。
この作業を絶えず行い続けることです。
カウンセリングが壊れるとき
カウンセリングの経験がある方でしたら、これらの項目のイメージがわくと思います。
- カウンセラーが半信半疑でカウンセリングを行うこと。
- カウンセラーが多弁になること。
- 上から目線で命令すること。
- 対処方法をカウンセラーが語ること。
- 相手の思考や行動を肯定すること。
- 同情して相手の感情に入り込むこと。
- 悩みの要因は相手にあるということを直接話すこと。
ああしたらいい、こうしたらうまくいくなどとカウンセラーが対処方法を語る必要は全くありません。
カウンセラーは、常にクライエントの心の内なる声を聴き続けてください。
また、感情を無条件に受容してありのままを肯定することはいいのですが、思考や行動を大げさに肯定するカウンセラーがいます。
これは大きな勘違いなんです。
クライエントは、現在の思考癖や行動パターンによって、望まない現実を目の前にしています。
それを肯定していたら、クライエントはそのままでいいということになってしまいます。
カウンセリングは、明確なる目標をもって、限られた時間で行う作業ですから、上の7つの行為をどこかで行ってしまう危険性があります。
私は、これらを肝に銘じながら、カウンセリングに臨んでいます。
最後にカウンセラーの語彙力について
カウンセリングは、言語を通して行われるコミュニケーションの一つです。
クライエントの感情の在り方を、あなたはどのような言葉で表現できますか。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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