カウンセリングセラピー
認知行動療法
認知というのは、ものの受け止め方や考え方のことです。誰でも、何か出来事があった時に、ふと瞬間的にうかぶ考えやイメージがあります。これが、「自動思考」と呼ばれるものです。無意識の中にあって、思考癖として身に付いているものでもあります。人は、折に触れて、瞬時に気持ちが動いたり行動を起こしたりしますが、それは自動思考が感情を生み出し、行動に影響を与えているからなのです。この自動思考を現実的で柔軟な考え方に変えることで、ストレスを軽減させることができます。
下は認知再構成法と呼ばれるもので、あなたの認知を書き換える作業の手順を示しています。
1.ストレスを受けた経験をもとに、思考と感情について分析してみる。
2.今の苦しさを結果として、原因となるものを類推する。(これが、自動思考にあたる思考癖であり独特の思考パターン)
3.心の仕組みを、感情・思考・行動を類型化しながら理解する。
3.自動思考を柔軟な思考に書き換える。
4.問題を解決する方法や人間関係を改善する方法に応用して、今できることを行動に移す。
認知行動療法は、目に見える行動を取り上げるため、誰にもわかりやすく思考・感情・行動についての理解を深めることができます。そして、心に対する正しい理解をベースにして、なりたい自分を実現するための思考や行動を獲得していきます。
認知行動療法「5コラム法」実践例
認知行動療法ワーク「内側から自分が変わる」
カウンセリングマインドハピネスのカウンセリングは、この考え方に基づいた流れで構成されています。セルフイメージとアクションにフォーカスしていくことで、未来への希望を膨らめながら進めていくカウンセリングです。そして、思考パターンまでも変容させていくエネルギーを生み出していきます。
インナーチャイルドセラピー
人は誰でも潜在意識の中で、子ども時代の傷ついた心と共生しています。その過去の子どもの部分をインナーチャイルドといいます。
インナーチャイルドは、無意識のうちに本人に働きかけ続けるため、大人である自分の生活に、自己認識や人間関係に問題として現れてきます。具体的には、不安・パニック・極端な思考・自傷行為・自己嫌悪・自己不信・他者不信など、さまざまな悪い形で顔を出してくるのです。でも、それはあなた自身の意志による行いではなく、大人になった今ではもう必要のない「手放すべき・捨て去るべき」ことを持ち続けているために起こっていることなのです。このようなケースでは、心の解放が効果を発揮します。
インナーチャイルドセラピーは、子ども時代にわかってもらえなかった、あるいは変形させてしまった感情を放出し、イメージを再構築することで、問題の根本的解決を図ります。自分自身を愛し、大切にし、思いやりを持って話すことができるようになってくると自信が甦り、より自分を愛せるようになります。
カウンセリングマインドハピネスでは、「自分を癒せるのは自分だけ」という考えに基づき、ご自分自身でインナーチャイルドを癒すことを学んでいただきます。セルフトレーニングを行いながら、日々の生活の中に応用していただけます。
フォーカシングセラピー
自分の内側のまだ言葉にならないぼんやりとした感覚(フェルトセンス)からのメッセージに焦点をあて、寄り添い受け止めていく方法です。
人は、頭で考えることを実行しようとしますが、必ずしも、自分の心や身体がそれに賛成するとは限りません。なぜ、やりたくないのか、反対なのか、心の中の自分に語り掛け、対話を通して、その部分が本当に望んでいることを理解するように努めます。身体の中で自分に反対する勢力を味方につけ、分離していた自分を統合していくのです。
もちろん、見えていない自分もあるでしょう。見えるようになってきたら対話すればいいです。そのきっかけはあなた自身が持っています。
自分自身に対し、尊敬と思いやりをもって取り組むので、自尊感情をそのまま保ちながら、自己肯定感を高めていきます。訓練によって、フォーカシングの手法は、自分に対して使えるようになります。
傾聴の中で、主に言葉のやり取りを通して、感じ得なかったことに気づいていただきます。ときどき、カウンセラーがあなたの感情についてお聞きする場面があるかと思います。それこそが、あなたのフェルトセンスに語り掛けていることなのです。
解決志向ブリーフセラピー
現状を改善する方向へ焦点をあて、早期解決を目的としたセラピーです。 例えば、トラウマにアプローチしていくことは必要なことですが、長期間に渡ることは負担となり心が耐えられなくなってしまったり、 問題を積み重ねてしまいグルグルと抜け出せない状況になってしまうこともあります。 解決志向ブリーフセラピーでは、解決の方向に役立つものを積み重ねていきます。その道のりは、人それぞれ違うものです。ほんの小さなきっかけを探し出すことで、変容する大きなきっかけとなっていくのです。
~発想の前提~
・変化は絶えず起こっており、そして必然である。
・小さな変化は大きな変化を生み出す。
・解決について知ることが、問題と原因を把握することよりも有用である。
・クライエントは、彼らの問題解決のためのリソース(資源・資質)を持っている。
・クライエントが、(彼らの)解決のエキスパート(専門家)である。
カウンセリングマインドハピネスのカウンセリングの行動療法の部分に当たる考え方です。心のブロックに気づき、心のはたらき方を学んだら、エネルギーは自然にアクションに向かっていきます。それを、後押しするのが短期療法です。
瞑想セラピー
瞑想することで湧現される自然な感情を、作業やロールプレイを通して解放していきます。
また、ありのままの感情を引き出していく手法に、メタ認知によるイメージワークがあります。
「私は今〇〇と感じていると考えること。」
口に出していくことで、マイナス感情は収束していき、楽な心を取り戻すことができます。
ライフコーチング
今、起きていることに心から喜びを感じられたなら、それこそが確かな幸せです。
「仕事」「子育て」「夫婦生活」など、現在置かれている様々な環境にも新たな問いかけをし、これまで気づき得なかった感覚を引き出し、新しいセルフイメージを膨らめていきます。
ライフコーチングでは、本当に求めるものを自らの心から見い出し、スモールステップで人生の設計図を再構成していく手法です。
あくまでも、与えられるものではなく、自ら作り出すものであるため、主体性がキーポイントになります。
未来へのなりたい自分の実現に向けたプランを共同で作っていくことで、ポジティブな思考を生み出しながら、描くセルフイメージに向けての行動を加速させていきます。
これは、なりたい自分の実現を推進していく原動力を生み出し、拡充させていくコーチングです。
「なりたい自分になったら、どんなことが連鎖して起こるか。」
あなたのイメージは連鎖しながら、あなたの行動のエネルギーを驚異的に加速させていきます。